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森の里ホームズの更新記録です。

2018年09月

 土砂災害の種類
 土砂災害土砂の移動する形態から、斜面崩壊(山崩れ、がけ崩れ、落石)、土石流(鉄砲水、山津波、泥流)、及び地すべり、の3つに分類できる。実際の災害は、これらが複合して発生することが多い。 

土砂崩れ・土石流・地すべりの違いについて 土砂崩れは斜面崩壊と言われ、山や崖の地肌や岩石などが崩れ落ちることです。 山崩れや崖崩れも土砂崩れと同じく斜面崩壊の一種です。 地すべりは、斜面などを土や砂が滑り出すことですが、突然、急激に崩れ落ちる土砂崩れとは違い、ゆっくりと移動するような現象です。 

○ 斜面崩壊(土砂崩れ、山崩れ)
一般に言う土砂崩れで、山崩れ、がけ崩れに分けられる。山崩れは、山地や丘陵などで、斜面の上部の地肌や岩石が崩れ落ちる現象である。 がけ崩れは、都市周辺の台地の急斜面や人家周辺の切り土斜面から土砂が崩れ落ちる現象である。特に近年は、都市周辺の新しい住宅地でのがけ崩れによる災害が増加している。 

山崩れ・がけ崩れが発生する危険のある斜面は、およそ傾斜が30度以上、高さ5m以上である。土砂が広がり影響を及ぼす範囲は、崩れ落ちた斜面の高さの2~3倍である。水分が多い場合などは5倍程度まで広がる。発生の前兆として次のようなものがある。 

・斜面のひび割れ変形がある
・地下水やわき水が止まる
・異様な音やにおいがする
・多量の濁った水が噴き出す 

○ 土石流(山潮、鉄砲水、山津波、泥流)
土砂・岩石が多量の水とともに粥状になって谷や渓流を流れ落ちる現象で、山澤波、山潮、鉄砲水なども、土石流と同義語である。 

山崩れ・がけ崩れが、崩れた地点の真下から最大100mぐらいの狭い地域を襲うのに対し、土石流は、谷や渓流を下り、数キロメートルも離れた地域にまで大量の土砂・岩石を押し出す。 

渓流や谷川、沢とその出口にあたる地域は、危険度が最も高い。谷間では、土石流の高さは数メートルにもなる。渓流・谷川・沢の水が急に減少して地鳴りのような音がするときは、遠方ですでに土石流が発生している。 

○ 地すべり
地すべりは、緩い斜面において、比較的ゆっくりと長時間にわたり土砂が移動するものである。大雨、長雨のあとや雪解け時に発生することが多い 

 ⇒ 地すべりと土石流(どせきりゅう) 

Subject  : 避難情報の種類

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 避難情報の種類
 災害発生時に各自治体から発令される避難情報には、避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急)などがある。 

発生する災害種別に対して立退き避難が必要な場合には、当該災害に対応した指定緊急避難場所へ避難する。ただし、既に周辺で災害が発生している場合など、立退き避難がかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合は、「近隣の安全な場所」への避難や、少しでも命が助かる可能性の高い避難行動として、「屋内安全確保」を行う。 

○ 避難準備・高齢者等避難開始
避難準備とは、人的被害が発生する災害発生の可能性がある場合に前もって避難の準備を行うこと。また、避難の準備を促すために住民に対して発表される情報。 「要配慮者」すなわち高齢者・障害者・乳幼児などのいわゆる災害弱者については、避難準備の段階での早期の避難が求められる。 

○ 避難勧告
避難勧告とは、対象地域の土地、建物などに被害が発生する恐れのある場合に住民に対して行われる勧告のこと。災害対策基本法60条に基づき、原則市町村長の判断で行われる。原子力事故の場合は原子力災害対策特別措置法第26条により避難指示が規定されている。 避難準備、避難勧告、避難指示の順で強制力が強くなる。 

○ 避難指示(緊急)
避難勧告発令後、さらに状況が悪化し、広範囲で甚大な被害が予測される場合に避難指示が出されます。 避難勧告と同様、法的な強制力や罰則はありませんが、具体的な被害が想定される状況なので、ただちに避難する必要があります。 

○ 避難命令
避難命令は、3つのうちでいちばん強い通達です。 明確な被害が間近に迫っている状況で、避難しなければ人命に大きくかかわる場合に発令されます。 命令ですから、従わなかった場合には罰則がともないます。 法的強制力とあわせて、救急隊員などには避難地域住民への身柄拘束の権限があたえられます。 ただし、現在の日本には「避難命令」という規定は法律上ありません。 なので、事実上は「避難指示」が一番強い表現で、あくまで指示をするだけとなります。 

防災対策の知識
 ├大地震に備えて
 ├緊急地震速報を見聞きしたときの心得
気象庁が発表する注意報と警報
 ├風の強さと被害
 ├雨量と想定される被害
防火の心得
 ├火災の怖さ(煙とフラッシュオーバー)
 ├消火器の種類と特徴
感電に注意
応急処置法
 ├止血法
 ├骨折・捻挫(ねんざ)・肉離れの応急処置
 ├目にごみが入ったときの処置

 風の強さと被害
風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速(10分間)の1.5倍から3倍以上になることがあります。風圧Pは、風速Vの2乗に比例します。 下表は箱型の建物の壁が受ける圧力を示しています。(P=0.05・V2 :P風圧、V風速) 

「強い風」や「非常に強い風」以上の風が吹くと予想される時は強風注意報や暴風警報を発表して警戒を呼びかけます。 なお、注意報、警報の基準は地域によって異なります。 

風速は地形や廻りの建物などに大きく影響されます。
風速が同じであっても、対象となる建物、構造物の状態や風の吹き方によって被害が異なる場合があります。この表では、ある風速が観測された際に、通常発生する現象や被害を記述していますので、これより大きな被害が発生したり、逆に小さな被害にとどまる場合もあります。 

平均風速
m/s
風 圧
kg重/m2
建造物の被害メモ
10以上15未満~11.3取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める[やや強い風] 樹木全体が揺れる。電線が鳴る
15以上20未満~20.0ビニールハウスが壊れ始める[強い風] 小枝が折れる。転倒する人もでる
20以上25未満~31.3鋼製シャッターが壊れ始める。[非常に強い風(暴風)] しっかりと身体を確保しないと転倒する
25以上30未満~45.0ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める立っていられない。樹木が根こそぎ倒れはじめる
30以上45.0~屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる[猛烈な風]

・35m/sになると、自動車や列車の客車が倒れることがある。
・40m/sになると、身体を45度に傾けないと倒れる。小石が飛ぶ。
・50m/sになると、木造家屋が倒れることがある。樹木は根こそぎになる。
・60m/sになると、鉄塔が曲がることがある。


 ⇒ 防災対策の知識 


サーバー

 ⇒ linux


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